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弾性塗料で外壁塗装するメリット シリコンとの比較&メーカー紹介
- 投稿日:2023年 1月26日
- テーマ:◆ 塗装お役立ちコラム
弾性塗料は、弾力性をもった外壁用の塗料です。
非常に柔らかな性質を持っており、外壁の塗り替え後、塗膜が破れづらいことから、
ヒビ割れ・雨漏り・地震・振動に強い(車やトラックなど影響)・防水性効果を発揮し、家を守ってくてる機能がある外壁・屋根の塗料です。
今回、弾性塗料を紹介するこの記事では
「弾性塗料と他の塗料との違いは?」「弾性塗料はどのような壁に向いてるの?」といったよくあるご不明点や、
外壁塗料の基礎知識やメリット・デメリット、その耐久性などを紹介します。
また、定番人気トップのシリコンとの比較も!
大手メーカーである日本ペイント・関西ペイント・エスケー化研のおすすめ商品など紹介しています。
弾性塗料の特性をわかりやすく解説いたしましたので、ぜひ、最後までご覧ください。
目次
弾性塗料とは?
ヒビ割れ・雨漏り・地震・振動に強い(車やトラックなど影響)・防水性効果を発揮し、家を守ってくてる機能があります。 外壁塗装における弾性塗料とは?他の塗料より伸びやすい弾力性を持ちあわせていて、外壁のヒビ割れや亀裂から守ってくれる塗料です。 特長でもある伸縮性のおかげで、外壁の下地にヒビ割れ起きたとしても、表面に現れることなく、見た目はもちろん、住まいを守ってくれます。 つまり、雨水の浸入を防ぎ、外壁や内部の腐食を防いでくれる塗料なのです。 |
弾性塗料のメリット
外壁がヒビ割れしにくい弾性塗料は伸び縮みする性質があるため、塗膜がひび割れしにくい塗料といえます。 ひびの発生を抑えることで見栄えの悪化を防ぎ、雨風からも家を守ってくれます。 外壁には様々なきっかけで、知らないうちにヒビ割れが起きてしまいます。 大きな地震はもちろん原因の一つですが、ご自宅の近くを通る大な道から車やトラックの振動によって揺れています。 そのわずかな振動を受け続けると、外壁にヒビが入ってしまうことがあるのです。 また、雨や風・台風もとても影響してきます。 弾力塗料は、入ってしまったヒビをしっかり塞いで、これらの影響から家を守ってくれることでしょう。 モルタル壁の劣化を防ぐ
高い塗料を選んで耐久性を高めでも、弾力性のない塗料を塗ってヒビ割れを起こしてしまったら無駄な出費になってしまいます。 壁の性質も考慮して塗料を選びましょう。 防水性弾性塗料は密着する性能を持っており、雨水が塗膜の内側へ侵入しにくくなり、結果として防水性能が高まります。 もし、外壁の表面にヒビが入ってしまい、そこが雨水が入るような場所だったら・・・ じわじわと家の内部に入り込み建材を傷めていき、木材が腐食してしまうこともあります。 もし、冬に壁のヒビから入った水がそのまま凍ってしまったら・・・ 水が氷になることで膨張し、小さなヒビ割れを大きくしてしまいます。 |
弾性塗料のデメリット
耐用年数が短い弾性ではない塗料に比べて、やや耐用年数が短いのがデメリットです。 外壁に合わせて、ヒビ割れ防止を選ぶか、長持ちさせたということで耐用年数を選ぶか、 ご自宅の状況に合わせて選びましょう。 膨らみやすい弾性塗料は、通気性が低い塗料で、内側から外側へ湿気を逃せないため、塗膜がポコリと膨らんでしまうことがあります。 膨らんだ箇所は見た目が悪く、自然に元に戻りません。 施工が難しい外壁塗装では、塗料を塗る前に、高圧洗浄(水)で外壁に付着した汚れを落とします。 その後、乾かしてから塗装を開始しますが、乾く前に塗装を始めてしまうと塗り終わったあと、ポコリと膨らむ原因になります。 窯業系サイディングの外壁には使用できない夏場のサイディング壁は、太陽の熱で約80度近い高温になります。 モルタルよりも熱を溜め込む性質があり、熱によって弾性塗料が柔らかくなります。 結果、外壁の表面に塗料の剥がれや、浮きといった症状が現れてきます。 そのため、弾性塗料を選ぶ際は、ご自宅の外壁が窯業系サイディングかどうか、チェックしていただきたいと思います。 |
このような方に、弾性塗料をおすすめ!
弾性塗料を候補に入れたいが、実際、メリットがあるのか迷っていらっしゃる方のために、 「このような方に、おすすめしたい弾性塗料チェック」を作成してみました。 ●モルタル壁にお住まいの方 ●外壁の亀裂が気になる方 ●耐用年数が短くてもいいとお考えの方 いくつ当てはまりましたか?もし、1つ以上チェックがある方は、弾性塗料を候補に入れてみてはいかがでしょうか? 弾性塗料と相性が良いのは、モルタル外壁やコンクリート壁です。 さらに、1回の塗装の耐久年数が8~10年と短い分、お値打ちに済ませることができるメリットがあります。 ただ、 「ワンランク上の塗料はどうかか?」 「外壁が弾性塗料に適しているのかわからない。」 と新たなご希望や疑問がわいてくると思います。 |
弾性塗料をシリコン・フッ素と比較
弾性塗料とシリコン・フッ素の比較弾性塗料は、外壁塗装で定番のシリコン塗料と比べると安い価格になります。 ただ、他の塗料とと比べると、費用や耐久年数はどう違ってくるのでしょうか? こちらでは、シリコン塗料と、耐久性に優れたフッ素塗料のメリット・デメリット紹介、施工単価や耐用年数ついて比較してみましょう。 シリコン塗料とは?シリコン塗料は、外壁塗装において最もスタンダードで人気の高い塗料です。 価格・耐候性・汚れにくい性能もありバランスが非常に良く、塗装店やリフォーム店に、お見積りを依頼すると標準の塗料として必ずシリコンが入っているほど定番の塗料です。 シリコン塗料のメリット防汚性・耐久性で長持ちに!シリコン塗料にはセラミックも配合されていて、シリコンで塗装した外壁や屋根は、汚れがつきにくい、断熱・遮熱性を上げてくれます。 外壁塗装の工事が終わっても美しさをキープ、 コストパフォーマンスが抜群シリコン塗料よりもお値打ちなアクリル塗料やウレタン塗料がありますが、シリコン塗料は耐候性が高いので、今後の塗り替えるを安くできることも。 塗料以外の諸経費・人件費・足場設置代は毎回必ずかかってしまいます。 これらの工事費は、回数に関係なく割引はされないことがほとんどです。 耐用年数の長い塗料で施工することで、外壁塗装の回数を減らし、諸経費・人件費・足場設置代を節約できます。 比較 種類・施工単価(㎡)・耐用年数弾性塗料 目安:8年〜12年 目安:1,100~1,500円/㎡ シリコン塗料 目安:7年〜15年 目安:2,300〜3,500円/㎡ カラーバリエーションが豊富!イメージチェンジ!シリコン塗料は大変人気のため、各塗料メーカーが力を入れてきました。 そのため、シリコン塗料は他の塗料よりもカラーバリエーションを多く揃えてきました。 屋根も付帯部分もシリコン塗料で一緒にできるシリコン塗料は、とても使い勝手がよく、外壁以外の、屋根・付帯部分(雨樋・破風・雨戸・ベランダなど)も、外壁以外もシリコン塗料を使用できます。 外壁その他の付帯部分をシリコン塗料で塗装することで、劣化の進み具合が同じになります。 結果、次回の外壁塗装に劣化のズレがでないため、何度も足場を組んだり補修したりする必要がなくなります。 シリコン塗料のデメリット他の塗料よりヒビ割れしやすい外壁塗装した場合、シリコン塗料は、塗膜部分が比較的硬く、剥がれにくいという性質がありますが、ウレタンなどの塗料に比べると弾性が低いのがネック。 例えば、地震で外壁がヒビ割れした場合には、追従ができずシリコンの塗膜も一緒に割れてしまうことが多いです。 重ね塗りには不向き重ね塗りをする際に塗料を弾いてしまう性質が、シリコン塗料にはあります。 もし、10年後に再び外壁塗装をしたら、塗膜の密着性が悪くなってしまう可能性があります。 ただ、シリコン塗料と相性が良い下地材を使えば、キレイに塗装できますのでご安心ください。 定番だけに種類が多すぎて選べないシリコンは塗料メーカにとっても売れ筋商品。 フッ素塗料とは?
高層ビルなどで使用されてきましたが、最近は戸建住宅の外壁塗装でも使用されるようになり、外壁塗装での評判も良く、汚れにくく、防水性も兼ね備えた高機能な塗料です。 フッ素塗料のメリット防汚性・耐久性で外壁を長持ちに!シリコンと比べて耐用年数が長く、塗り替え頻度を少なくすることができます。 1回の外壁塗装費用は高くなっても、2回目3回目とトータルに考えると、結果、外壁にかかる費用の削減つながります。 今後もキレイに長く住み続けたいとお考えであれば、1 回あたりの外壁塗装のコストが「高い」というデメリットもカバーできるかもしれません。 光沢感で新築の様な外壁に!フッ素塗料のもう1つの特長として光沢感を出せることです。 フッ素塗料のデメリット外壁塗装の費用が高くなる外壁塗装の塗料の中でも費用が高いことが、大きなデメリットの1つです。 比較 種類・施工単価(㎡)・耐用年数弾性塗料 目安:8年〜12年 目安:1,100~1,500円/㎡ フッ素塗料 目安:12年〜20年 目安:3,500〜4,800円/㎡ 重ね塗りには不向きフッ素の特徴「汚れを寄せつけない」効果があるため、塗りなおしや2回目以降の塗料の密着を妨げてしまうことがあります。 そのため、次、外壁に塗装する際は密着性が高くなるように、下塗り塗料を施してもらわなければいけません。 フッ素塗料は、メリットある反面、費用・施工面・補修面でのデメリットがありますので、こ検討の際は、お気軽にご相談ください。 |
弾性塗料の工法を解説
シーラー・フィラー弾性塗料を塗る際、下塗り材を使用します。 外壁の表面にどちらかの塗料を塗り、しっかり吸い込ませ下地を固めます。 ・シーラー 下地(壁)の状態が比較的良い状態で、外壁の表面に傷が少ない時はシーラーを使用します。 ・フィラー 傷んでいる 下地(壁)の傷が大きい場合は、フィラーを使います。 弾性塗料の工法の種類弾性塗料と1つの塗料の種類に3つの工法が存在します。 単層弾性工法単層弾性工法は、下地材にシーラーを塗布、その後単層弾性工法用で2回塗ります。 【シーラー、単層弾性塗料・・・1回目 2回目】 弾性耐久年数は、約3~5年です。 しかし、耐久年数が短いため、すぐにメンテナンスしなければいけません。 結果的に、外壁塗装をする回数が増えることになり、長期的に見るとコストパフォーマンスは悪いかもしれません。 複層弾性工法複層弾性工法は、中塗り上塗りと合計5回塗装します。 【シーラー、高弾性中塗り材・・・1回目 2回目、複層仕上げ塗材上塗り・・・1回目 2回目】 耐久年数は、約10~20年です。 ただ、デメリットとして、塗装工程と塗料を使うため塗装費用が割高に。 微弾性塗料工法微弾性工法は、下地材を補修機能がある微弾性フィラーで1回目を塗ります。 この微弾性フィラーは弾力性あり、上塗りに耐久性のあるシリコン塗料などを選ぶことができます。 【微弾性フィラー、上塗り塗料・・・1回目 2回目】 弾性耐久年数は、約1~3年になり、弾性機能が失われるのは早いのですが、上塗で選んだ塗料の機能性がありますので、単層弾性工法よりも弾性の耐久年数を維持してくれるでしょう。 |
弾性塗料の種類とメーカー選び方
3大メーカーの代表的な弾性塗料商品を紹介!日本ペイント (通称:ニッペ)『DANシリコンセラ』(水性・1液型) 塗膜に厚みが出て高い防水性能を発揮します。 エスケー化研『セラミクリーン』(水性・1液型) 弾性セラミックシリコン樹脂を使用。 関西ペイント(通称:カンペ)『シリコンテックス』(水性・1液型) 水性1液型弾性塗料です。 シリコンテックスは単層弾性仕上げ材の性能をサポートし、機能性を高めてくれます。 水性と溶剤(油性)の違いとは?水性タイプの特徴
溶剤タイプの特徴
1液型と2液型の違いとは?1液型の特徴
2液型の特徴
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まとめ
外壁塗装においての弾性塗料まとめ弾性塗料の特徴や壁の相性として、モルタル壁やヒビ割れが気になる方へは、とてもマッチした塗料だということをお伝えしました。 弾性塗料の注意点として、他の塗料とは違う塗装工程があり、場合によっては、全体の価格が上がったりすることがあるので、覚えておいてくださいね。 このような方に、弾性塗料をおすすめ●モルタル壁にお住まいの方 ●外壁の亀裂が気になる方 ●耐用年数が短くてもいいとお考えの方 こちらの項目で1つ以上チェックがある方は、弾性塗料を検討いただくと良いでしょう。 弾性塗料は、シリコン塗料より1回の価格は安くなり、耐久年数は8~10年です。 お見積もり現地調査は無料ですもし、外壁塗料の選び方や価格・相場などで、わからないことがありましたら、佐藤塗装店にお気軽にご相談ください。 施工実績などもお見せしながら、ぴったりの塗料、外壁塗装についてお話しさせていただきます。
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