アクリル・ウレタン塗料 外壁塗装におけるメリット&デメリットを紹介
- 投稿日:2023年 2月28日
- テーマ:◆ 塗装お役立ちコラム
アクリル塗料とウレタン塗料は、昔外壁塗装で使われていました。現在は、シリコン塗料やフッ素塗料など耐久性や機能性が改良されて、外壁塗装の現場で使われることは少なくなりました。
ただ塗装箇所によってはアクリル・ウレタンを使う場面もありますので、メリット・デメリットをご紹介させていただきます。
最近は価格が安くなりホームセンターでも購入できるため、DIYブームに乗って注目が高まっています。外壁塗装の観点から一緒にみていきましょう!
目次
アクリル塗料とウレタン塗料の違いとは?
昔、外壁塗装に使われていたアクリル・ウレタン塗料とは?アクリル塗料とは?アクリル樹脂は透明な物質で、加工がしやすく、アクリル板、ボールペンやコップ、電子部品などさまざまな用途で使われています。 アクリル樹脂を塗料として使われるようになったのは1950年頃から。当時から発色もよく、費用を抑えられることから定番の塗料となりました。 今でもかわらず、発色が良いという特徴もあり「とりあえず数年持てば」といった場合に適しています。 近年では、機能性や耐用年数を求められるため、外壁塗装にはほとんど使われなくなりました。低価格を活かして、塗り替えを何度も行いたい方にはお勧めです。 ウレタン塗料とは?伸びが良く密着性があり・光沢性があります。塗料の中でも柔らかく塗膜がしなやかで、塗装の下でヒビ割れが起こってしまても、塗料の密着度が高く、表面までヒビ割れが広がらないのもメッリットの一つです。 シリコン塗料が普及する以前は、新築や外壁塗装でもよく使われていた塗料です。現在では、その特徴やメッリットを活かして、雨どいや手すりなど湾曲した部分に使用される事が多い塗料です。 |
アクリル・ウレタン塗料のメリット
外壁塗装における アクリル塗料のメリット費用が安い!とりあえずの塗装の場合、また短期間で塗り替えを検討している場合なら、アクリル塗料は塗装費用を抑えることができます。 カラーバリエーションが豊富!自分好みの色を選べるため、こだわりたい方には魅力的。また、ツヤがあり、はっきりとした色合いになります。 アクリル塗料は、乾燥すると表面にツヤが生まれ、塗料の色を鮮やかに際立たせます。 溶剤などがいらない商品が多く、乾燥の失敗も起こりにくいため、DIYで比較的簡単にどなたでも扱えます。 外壁塗装における ウレタン塗料のメリットウレタン塗料は光沢のある塗膜になるのが特徴で、外壁を高級感溢れるツヤ仕上げにします。 また、密着性や柔軟性にも優れており、コンクリートやモルタルなどのヒビ割れしやすい外壁におすすめです。 下地部分にヒビ割れが生じても塗膜まで影響せず、水漏れを防ぐ効果が期待できます。 耐用年数が長いものにはシリコン塗料がありますが、ウレタン塗料よりヒビ割れが起きやすいため、塗り替えを頻繁に行う場合はウレタン塗料の方が向いています。 |
アクリル・ウレタン塗料のデメリット
外壁塗装におけるアクリル塗料・ウレタン塗料のデメリットとは?近年使われなくなった理由は紫外線に弱く、耐久性が低いことと、他のシリコン塗料やフッ素塗料の普及したことが影響しています。 何回も外壁塗装をしなくてはいけない1回当たりの塗装費用が多少安価でも、メンテナンス間隔は短くなってしまう分、施工の回数が増えます。長い目で見ると高くついてしまう可能性があります。 長期スパンで考えると割高になることもアクリル塗料・ウレタン塗装、いすれも他種類の塗装と比べると耐久性は低く、長持ちとは言えません。 「足場を組んでしっかり塗装したのに、もう塗り替え!?」となってしまいます。 割高になってしまう理由として、外壁や屋根の塗装は、塗料費よりも、人件費や足場設置代、下地処理などに多くの費用がかかります。この費用は、例え安価な塗料を選んだとしても、大幅に下げることはできません。 外壁塗装費を20年〜30年で考えると、コストパフォーマンスが良いのは耐久年数が高い塗料になるのです。 ウレタン塗料をご自身でやる場合は知識が必要ウレタン塗料は水性・油性の2種類を選ぶことになります。 価格が同じであれば、シンナーの臭いがする油性塗料はやめておこう、とお考えになってしまうかもしれませんが、耐久性と防汚性を考慮すると、油性塗料の方が長持ちさせることができます。 |
アクリル・ウレタン塗料 このような方におすすめ!
アクリル・ウレタン塗料をがおすすめの方の目安を作成してみましたので、ご覧ください。 このような方におすすめ●とにかく安く抑えたい方 ●長く住む予定がない方 ●DIYで塗り替えしたい方 ●モルタル壁のヒビを何とかしたい方
費用面では雨どいや破風といった付帯部分だけウレタン塗料にすることで、安く抑えることができます。 耐久面では、ウレタン塗料の場合、目安で5年〜10年となります。この数年内に手放す予定があり、とりあえずキレイにしたい方は、メリットを得られることができます。 DIYをご検討の方は、アクリル塗料が、安価で使い勝手の良いサイズも手に入りやすく、色も合わせやすいということが上げられます。ホームセンター等で様々な色が売られているため、手軽に塗り替えすることができます。 いくつ当てはまりましたか?もし、2つ以上チェックがある方は、アクリル・ウレタン塗料を候補に入れてみてはいかがでしょうか? おすすめは、シリコン塗装外壁や屋根を含めた全体の塗装をお考えの方は、シリコン塗料がおすすめです。 シリコン塗料・弾性塗料の比較と、メリット・デメリットもまとめましたのでご覧ください。 |
シリコン・弾性塗料との比較
シリコン塗料・弾性塗料との比較アクリル塗料とウレタン塗料の2つの塗料を、一般的によく使用されるシリコン塗料の耐久年数と価格を比べてみました。 また同じ耐久年数の弾性塗料も比較。どの塗料があっているか比較してみましょう。 シリコン塗料とは?シリコン塗料は、外壁塗装において最もスタンダードで人気の高い塗料です。理由としてはコストパフォーマンスの良さです。 価格・耐候性・汚れにくい性能もありバランスが非常に良く、塗装店やリフォーム店に、お見積りを依頼すると標準の塗料として必ずシリコンが入っているほど定番の塗料です。 シリコン塗料のメリット防汚性・耐久性で長持ちに!シリコン塗料にはセラミックも配合されていて、シリコンで塗装した外壁や屋根は、汚れがつきにくい、断熱・遮熱性を上げてくれます。 外壁塗装の工事が終わっても美しさをキープし防汚性が高いので、汚れてしまってもキレイに落とせるので安心です。 比較 種類・施工単価(㎡)・耐用年数アクリル塗料 目安:3年〜8年 目安:1,000〜1,800円/㎡ ウレタン塗料 目安:5年〜10年 目安:1,700〜2,500円/㎡ シリコン塗料 目安:7年〜15年 目安:2,300〜3,500円/㎡ カラーバリエーションが豊富!イメージチェンジ!シリコン塗料は大変人気のため、各塗料メーカーが力を入れてきました。 そのため、シリコン塗料は他の塗料よりもカラーバリエーションが多く揃えられています。思い通りの色を組み合わせてイメージチェンジしてみてはいかがでしょうか? 屋根も付帯部分もシリコン塗料で一緒にできるシリコン塗料は、とても使い勝手がよく、外壁以外の、屋根・付帯部分(雨樋・破風・雨戸・ベランダなど)も、外壁以外もシリコン塗料を使用できます。 外壁その他の付帯部分をシリコン塗料で塗装することで、劣化の進み具合が同じになります。 結果、次回の外壁塗装に劣化のズレがでないため、何度も足場を組んだり補修したりする必要がなくなります。 シリコン塗料のデメリット他の塗料よりヒビ割れしやすい外壁塗装した場合、シリコン塗料は、塗膜部分が比較的硬く、剥がれにくいという性質がありますが、ウレタンなどの塗料に比べると弾性が低いのがネックになります。 例えば、地震で外壁がヒビ割れした場合には、追従ができずシリコンの塗膜も一緒に割れてしまうことが多いです。 重ね塗りには不向き重ね塗りをする際に塗料を弾いてしまう性質がシリコン塗料にはあります。 10年後に再び外壁塗装をした塗膜の密着性が、悪くなってしまう可能性があります。 シリコン塗料と相性が良い下地材を使えば、キレイに塗装できますのでご安心ください。 弾性塗料とは?弾性塗料メリット弾性塗料は伸び縮みする性質があるため、塗膜がひび割れしにくい塗料といえます。 ひびの発生を抑えることで見栄えの悪化を防ぎ、雨風からも家を守ってくれます。 外壁には様々なきっかけで、知らないうちにヒビ割れが起きてしまいます。 大きな地震はもちろん原因の一つですが、ご自宅の近くを通る大な道から車やトラックの振動によって揺れています。 そのわずかな振動を受け続けると外壁にヒビが入ってしまうことがあるのです。 また、雨や風・台風もとても影響してきます。こうしたわずかな影響の積み重ねと経年劣化によるダメージにより外壁のヒビ割れは避けられないのです。 弾力塗料は、入ってしまったヒビをしっかり塞いで、これらの影響から家を守ってくれます。 モルタル壁の劣化を防ぐモルタル壁とは、塗り壁材になります。つなぎ目のないモルタル壁は表面に亀裂が入りやすいので、弾性塗料の特性が活きてきます。 防水性弾性塗料は密着する性能を持っており、雨水が塗膜の内側へ侵入しにくくなり、結果として防水性能が高まります。 比較 種類・施工単価(㎡)・耐用年数アクリル塗料 目安:3年〜8年 目安:1,000〜1,800円/㎡ ウレタン塗料 目安:5年〜10年 目安:1,700〜2,500円/㎡ 弾性塗料 目安:8年〜12年 目安:1,100~1,500円/㎡ 弾性塗料デメリット耐用年数が短い弾性ではない塗料に比べてやや耐用年数が短いのがデメリットになります。 外壁に合わせて、ヒビ割れ防止を選ぶか?長持ちさせたということで耐用年数を選ぶか?など、ご自宅の状況に合わせて選びましょう。わからない場合は、お気軽にご相談ください。 膨らみやすい弾性塗料は、通気性が低い塗料で、内側から外側へ湿気を逃せないため、塗膜がポコリと膨らんでしまうことがあります。 膨らんだ箇所は見た目が悪くなってしまいます。 |
アクリル・ウレタン塗料のメーカーを紹介
外壁塗装 塗料3大メーカーの代表的な塗料を紹介!有数な外壁塗装の3大メーカーと塗料名を紹介いたします。 油性の外壁塗料は施工中にシンナーの臭いがします。気になる方は注意が必要ですので、デメリットとして1つの判断材料にしてください。詳細はこの後説明させていただきます。 日本ペイント (通称:ニッペ)アクリル塗料 ニッペ水性ケンエースグロス多機能タイプの水性つや有り塗料であるニッペ水性ケンエースグロスが代表的です。 旧塗膜への付着性に優れ、カビなどの繁殖抑制効果があり、改修時にはシーラーレスでの塗装も可能であることが特徴です。 室内環境に配慮した塗料で、 臭気も少なく安全に使用できます。水性特有のタック性が少なく、手触りの良い塗膜です。 ウレタン塗料 一液ファインウレタンU100 油性透湿性が高いため、結露が起きにくくなります。速乾性が高く、冬場でも施工が可能です。 エスケー化研アクリル塗料 水性コンポアクリル1液タイプのため混合不良もなく、むらなく仕上がったりと作業性に優れています。 埃や塵を寄せ付けにくく、カビなどの微生物に対して強い抵抗性を示して常に衛生的な環境を実現するための特殊設計になっています。 ウレタン塗料 クリーンマイルドウレタン 1液 油性20年以上前から販売されている塗料で、ウレタンではトップシェアの塗料です。特徴は、サイディング・木部・鉄部に塗装が可能で、下地処理を適切に行えば塗料の密着が良い点です。 関西ペイント(通称:カンペ)アクリル塗料 アレスアクアグロス乾燥しやすく光沢感のある仕上がりになることが特徴で、下地や旧塗膜適正幅が広く、臭気も少ない塗料です。 ウレタン塗料 アレスアクアレタン 水性乾燥性に優れています。また、水性で臭気も少ないために、作業性が高い塗料です。 さらに耐候性、防かび・防藻性を持つため、美しい仕上がりをキープすることができます。防火材料認定品で、安心できるのもポイントです。 |
まとめ
アクリル塗装は、ペンキ感覚で、手軽にDIYとしてお使いいただけますが、現在、外壁塗装現場ではほとんど使われなくなっています。 ウレタン塗装は、外壁塗装の際、モルタル壁やヒビ割れが気になる壁、伸縮性を活かして雨どいや破風、木部など細部に現在も使用されています。 価格面では、短期間で見れば費用を安く抑えられますが、家全体の外壁塗装ではシリコン塗料がおすすめです。 このような方に、アクリル・ウレタン塗料をおすすめ●とにかく安く抑えたい方 ●長く住む予定がない方 ●DIYで塗り替えしたい方 ●モルタル壁のヒビを何とかしたい方 現在の外壁の状況と、築年数と今後のプランによっては、シリコン塗料、ラジカル塗料など、耐久年数のある塗料をおすすめさせていただいています。 |
外壁・屋根塗装初売りイベントへ多くのご来店ありがとうございました!
- 投稿日:2023年 2月14日
- テーマ:◆ ガイソー宮崎店 / ◆ チラシ / イベント情報
皆様こんにちは。
佐藤塗装店・ガイソー宮崎店です。
今回もチラシを見て多くのお客様からご来店・お問合せをいただきました。
誠にありがとうございます。
ご来店していただいたお客様の様子を一部ご紹介させていただきます。
ガラポン抽選に挑戦していただきました! | ガラポン抽選に挑戦していただきました! |
ガラポン抽選に挑戦していただきました! | なんと、5万円の当たりです! おめでとうございます!!! |
カラーシミュレーションの打ち合わせ状況です。
カラーコディネーターの資格を持ったスタッフが色のバランスを考え、それぞれのお住まいに合わせたお色をご提案させていただきます。
実際のお住まいに様々な色を合わせる事ができるため、仕上がりに近い状態を確認でき安心して色選びができますよ!
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
お気軽にご相談・お見積のご依頼お待ちしております。
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