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断熱塗料で外壁・屋根を塗装 価格・効果・メリットとメーカーを紹介
- 投稿日:2022年 12月15日
- テーマ:塗装お役立ちコラム
断熱塗料は、外壁・屋根から熱の伝わりを防いでくれる外壁塗料です。
この断熱塗料は、夏に屋根や屋上から熱が入ってきてお困りの方に選ばれます。
今回は、
「外壁の塗装に断熱、遮熱ってどう違うの?」
「値段が気になるけど、他の塗料と比べてどうかしら?」
といった疑問にお答えしながら、
断熱塗料の特長、メリット・デメリットと、断熱塗料と遮熱塗料の違いについてご紹介いたします。
主力メーカーの日本ペイント・関西ペイント・エスケー化研などのおすすめ塗料商品など紹介しながら、断熱塗料の良さがわかる内容にまとめましたので、ぜひ、最後までご覧ください。
目次
断熱塗料とは?
外壁塗装における断熱とは?
断熱塗料を外壁や屋根・屋上に塗布することで2つの効果を発揮します。
1つ目は、熱が室内に伝わるのを抑える効果です。
2つ目は、その逆で、部屋の暖かさを室外へ伝えない・逃さない効果です。
断熱塗料の効果・特徴
断熱の効果とは、熱の移動を遅くさせ、室内の温度差を保つということです。つまり、断熱塗料は夏の外の暑さを外壁や屋根・屋上から侵入を防ぎ、冬は室内の暖かさを外へ逃しません。
住空間の温度変化をやわらげ、過ごしやすくしてくれます。結果、一年を通して冷暖房をつける時間を減らし、光熱費を削減してくれる効果が期待できます。
断熱塗料のメリットとデメリット
断熱塗料は、室内の温度差を保って室内をすごしやすくしてくれる以外にも、様々なメリットがありますが。
その反面、デメリットもありますのでご紹介します。
断熱塗料のメリット
室内の温度を快適にしてくれる!
断熱塗料には夏だけではく、冬でも室内の温度を外へ逃げるのを防いで快適にしてくれるうれしい機能があります。
夏の日差しの影響による室内の温度上昇を抑えてくれたり、冬の時期には暖房で暖めた室温を保つ効果があったりと、季節を問わず快適に過ごせます。
節電効果で家計が助かる!
夏は断熱効果により外からの熱を防いで、冷暖房の温度設定を無理に下げることもなくないり、電気代が節約できます。
さらに、一年中室内の温度を快適に保ってくれるので、他の塗料に比べてエアコンの使用頻度を減らすことで光熱費が浮き、家計にも優しい塗料です。
防音効果
断熱塗装をすると、車や雨などの外からの音と内側からの声や物音など音漏れを防いでくれる効果があります。
断熱塗料というのは、複数のセラミックで隙間なく覆われているため、一般塗料に比べて表面が厚くなっているため、音を跳ね返して内部からの音漏れを防いでくれます。
結露を防ぐ
結露には温度変化が関係しています。冬場、室内と室外の温度差が大きいほど発生しやすくなります。
断熱機能が働くことで室内と同じ温度に近づくため差が小さくなり、結果として結露の防いでくれます。
断熱塗料のデメリット
費用が高い
断熱塗料は、同じ熱をカットしてくれる遮熱塗料やシリコン塗料に比べて価格が高くなります。
ただ耐用年数は、15〜20年と長持ちしますので、シリコン塗料(7年〜15年)を何度も塗装するよりは負担が掛からないといえます。
色選びにご注意ください
断熱塗料の色を選ぶ際、明るい色の方が効果があります。
濃い色系は太陽の光をよく吸収するため、より効果を求める方は明るい色にすることをおすすめします。
また、仕上がり色はツヤ消しが基本になります。光沢のある質感にはならず、表面もザラっとしています。
効果が実感できないことがある?
せっかく断熱塗料を外壁や屋根・屋上に塗装しても、その断熱効果を実感できない場合があります。
外からの熱の侵入を防ぐと言っても、室内に入り込む経路は複数あり、涼しいと感じられない可能性も...。
また、最近の戸建住宅は、もともと断熱材や断熱効果の高いサッシが使われています。
このような理由で断熱塗装をしても効果を感じられないケースもありますので、実際メリットがあるのか心配の際には、ご相談ください。
このような方に断熱塗料をおすすめ
断熱塗料は、耐久年もあり、外壁からの熱の伝わりを抑えてくれる塗料で、メリットがある反面、デメリットもありました。
塗料選びで断熱塗料を候補に入れたいが、実際にメリットがあるのか迷っていらっしゃる方のために、メリットとデメリットをまとめて断熱塗料チェックシートを作成してみましたのでご覧ください。
① 夏・冬の光熱費を削減したい方
常に冷暖房を入れている生活のサイクルで、電気代が気になる方は、おすすめです。
② 気温の差をなくして快適にすごしたい方
小さいお子様やご高齢の方など、室内の寒暖の差を気にされる方は、おすすめします。
③断熱材がない・効果がない家にお住まいの方
外壁に断熱材が入っていない場合に、断熱塗装をおすすめします。
現在、サッシや開口部が断熱仕様ではなく、気密性が低い場合は、ご相談ください。
④ 音が気になる方
現在、車や雨の日の音が気になっている方や、ご自宅から発生する音(声や楽器など)を外へ漏れるのを軽減したい方は、防音対策におすすめです。
⑤高階層に住空間がある方
メインの住空間が、2階や3階といった屋根や屋上に近い場合や、熱が溜まりやすい場所にリビングがある場合に、外壁・屋根と断熱塗料をおすすめします。
あなたのご希望やお悩みはいくつ当てはまりましたか?
もし、2つ以上チェックがある方は、断熱塗料を候補の1つに入れてみてはいかがでしょうか?
他の塗料よりも、費用は高くなりますが、光熱費の削減や過ごしやすくなるというメリットが魅力的な塗料と考えます。
よくあるご質問として
「我が家は、断熱塗料が効果的なのか?」
「フッ素塗料と比べてどうなの?」
「遮熱塗料とどちらがいいのか?」
といったものがあります。
では、塗遮熱塗料との違いについて詳しくご説明します。
断熱塗料と遮熱塗料の違いとは?
よく断熱塗料は、同じ「熱」が入っている遮熱塗料と間違えてしまうことがあります。
●断熱塗料は
「熱の伝わりを抑える」性質になります。外からの熱を中に伝えにくくする効果と、内側の熱を逃がさない効果です。
●遮熱塗料は
「太陽光を跳ね返す」ことで熱を室内に入れない性質があります。寒い冬場でも太陽の光を跳ね返してしまいます。
断熱塗料を検討する際は、2つの性質を混同しないようにしっかりと確認しましょう。
もし、断熱塗料についてわからないことや疑問がありましたら、佐藤塗装店にお気軽にご相談ください。
遮熱・フッ素と断熱塗料の比較
断熱塗料の費用や耐久性は、他の塗料と比べるとどのくらい差があるのでしょうか?
こちらでは、同じ熱に関して開発された遮熱塗料について、比較的耐久年数が近いフッ素塗料のメリット・デメリット、施工単価や耐用年数の違いについてみていきましょう。
遮熱塗料とは?
遮熱塗料は、外からの熱を家に入れないという、一見、断熱塗料と似たような機能性を持ち合わせてますが、その役割により効果の違いがあります。
遮熱塗料の主な役割は、太陽の光と共に降り注ぐ熱を「跳ね返す、反射する」効果があります。跳ね返すことで外壁や屋根から家の中に熱の侵入を防ぎます。
つまり、日差しが強い夏場は、熱を跳ね返してくれますが、冬場の日差しが弱く貴重な太陽の熱も跳ね返してしまいます。
それに対して、断熱塗料の大きな役割は、外壁や屋根から家の中に熱の「伝わるスピードを遅くする」という効果で、夏は外から熱の侵入を防ぎ、冬は室内の温度を外へ逃げるのを防ぐ効果があります。
この機能性の違いによって、価格と耐久年数にも違いがありますので比較していきましょう。
遮熱塗料のメリット
夏の暑さから守ってくれる
日差しの強い夏場の太陽の光を反射し、熱の侵入を防いでくれます。
屋根の真下のリビングや部屋、一日中、日光が照りつける日当たりの良い家は、体感温度で、2〜3度ほど涼しく感じることができ、かなり過ごしやすくしてくれるでしょう。
夏場の光熱費を削減できる
熱の侵入を防いでくれて、室内を約2〜3度涼しく感じられることで、冷房の使用時間や設定温度での電気代削減・省エネ効果が期待できます。
家を守ってくれる
長期間、太陽の光や熱にさらされると建物・素材が傷みます。その原因となる光と熱を跳ね返すことで、建物自体の劣化スピードを緩めて、家を守ってくれます。
価格の比較
遮熱塗料 耐久年数 8年〜12年 目安:2,000〜4,000円/㎡
断熱塗料 耐久年数 15年〜20年 目安:3,500〜4,000円/㎡
機能性の違いによって、断熱塗料よりも値段は低めの設定になります。夏場、日光による熱の侵入を防ぎたい方へは、メリットなります。
遮熱塗料のデメリット
効果が限定的
遮熱塗料は、太陽の光による熱を反射させて、家の中への侵入は防いでくれます。日差しが強い夏場は本領発揮しますが、冬場の日差しが弱く貴重な太陽の熱も跳ね返してしまいます。
さらに、室内の熱を保つ機能がないため、外へ逃がしてしまいます。
また、遮熱塗料は、太陽の光が当たることで効果を発揮しますので、塗膜表面を綺麗保たなければいけません。
外壁や屋根の表面が経年で汚れてしまうと、遮熱効果が低下します。定期的な洗浄などのメンテナンスが必要になる可能性があります。
遮熱塗料は、効果が限定されるので、調査と比較が必要になってくるのもデメリットの1つかもしれません。
フッ素塗料とは?
フッ素塗料は、東京スカイツリーに使用されるほどの耐久性の高い塗料。高層ビルなどで使用されてきましたが、最近は戸建住宅の外壁塗装でも使用されるようになりました。
外壁塗装での評判も良く、汚れにくく、防水性も兼ね備えた高機能な塗料ですが、外壁塗装の定番シリコンと比較すると価格はかなり高めなのが現状です。
フッ素塗料のメリット
防汚性・耐久性で外壁を長持ちに!
シリコンと比べて耐用年数が長く、塗り替え頻度を少なくすることができます。
塗装の寿命が長いので、1回の外壁塗装費用は高くなっても、2回目3回目とトータルに考えると、結果、外壁にかかる費用の削減つながります。
今後もキレイに長く住み続けたいとお考えであれば、1回あたりの外壁塗装のコストが「高い」というデメリットもカバーできます。
光沢感で新築の様な外壁に!
フッ素塗料のもう1つの特長は光沢感が出せることです。ツヤ感が出せると新築のような真新しい家になります。
フッ素塗料のデメリット
外壁塗装の費用が高くなる
外壁塗装の塗料の中でも費用が高いことが大きなデメリットの1つです。外壁塗料の定番であるシリコン塗料の1.6倍ほど高くなってしまいます。
価格の比較
断熱塗料 目安:15年〜20年 目安:3,500〜4,000円/㎡
フッ素塗料 目安:12年〜20年 目安:3,500〜4,800円/㎡
重ね塗りには不向き
フッ素の特徴「汚れを寄せつけない」効果があるため、塗りなおしや2回目以降の塗料の密着を妨げてしまうことがあります。
次回外壁に塗装する際は、密着性が高くなるように、下塗り塗料を施す必要があります。
フッ素塗料は、メリットある反面、費用・施工面・補修面でのデメリットがあります。外壁塗装店のが自信を持っておすすめできるか?職人さんの腕は確かか?など、他の塗料と比べると実績面で不安がのこるのもデメリットの1つになります。
断熱塗料の種類とメーカー選び方
断熱塗料 代表的なメーカーとおすすめ商品を紹介!
今回、断熱塗料を中心に遮熱塗料も1メーカー紹介いたします。
基本的な断熱効果は同じですが、開発された経緯、耐久性・色・付帯する効果、施工方法も違いがあります。
株式会社日進産業「GAINA(ガイナ)」
GAINAの最も大きな特長は、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 JAXAとの共同開発によってロケットの技術を応用した技術が使用されている断熱塗料ということです。
GAINAは独自の特殊セラミックによって熱の移動を抑え、外壁や屋根・屋上に塗布すると、夏はこの特殊なセラミックが太陽の光を反射してくれます。さらに残った熱は遠赤外線に変わり、放射されます。
冬は室内の熱を外に逃さない保温効果で、室外との温度差をなくし結露の発生を軽減させる効果もあります。
断熱塗料のメリットでもある防音効果もあり、住宅からの声・物音や外の音を伝わりを軽減してくれます。
関西ペイント(通称:カンペ)「ドリームコート」
関西ペイントは1918年創立した、日本ペイントに次ぐ歴史のある老舗塗料メーカーです。塗料の種類が多く、業務用から家庭用まで、様々な用途に使用できます。
ドリームコートは、断熱性や防水性、透湿性に優れています。
断熱塗料の特長の季節問わず、夏・冬一年中効果を発揮してくれます。その機能性により住まいを長持ちさせてくれる塗料です。
東日本塗料株式会社「断熱コートEX」
断熱コートEXの最大の特長は、高い防汚性能*1を持っていることで、トップコート(仕上げ塗料)が必要ありません。
このトップコートを塗布する工程がなくなるため、外壁塗装にかかる費用を節約することができます。さらに、塗料の単価も比較的お値打ちな設定です。
ツヤあり仕上げを選ぶことができるので、外壁や屋根・屋上にツヤを出したい方はおすすめです。
(*1:シロキサン結合とHALS(光安定剤)・UVA(紫外線吸収剤)の複合効果による)
株式会社シンマテリアルワン「キルコート(キルコ)」
キルコには、一般的な塗料以上に伸縮性に優れています。伸縮性の高い塗料を塗装することで、外壁のクラック(ひび割れ)が起こりにくくなります。外壁の耐久性を重視するならキルコはおすすめです。
また、キルコはトップコートを上塗りする工程を含むため、工程が一般的な断熱塗料よりも多くなり、費用はやや高くなります 。
遮熱塗料紹介
日本ペイント (通称:ニッペ)「サーモアイ」
日本ペイントのサーモアイシリーズは、屋根専用の遮熱塗料です。
最も普及されているサーモアイSiの耐用年数は10~12年。
シリコンを配合させてる塗料です。夏の屋根表面温度を、10℃~20℃も下げる機能があります。
まとめ
外壁塗装においての断熱塗料まとめ
熱の伝導を抑えるなど、高機能な断熱塗料についてお伝えしました。他の塗料とは違い、様々なメリットとデメリットがありました。
このような方は、断熱塗料をおすすめ
● 夏・冬の光熱費を削減したい方
● 気温の差をなくし快適にすごしたい方
●断熱材がない・効果がない家にお住まいの方
● 音が気になる方
●高階層が住空間の方
2つ以上チェックがある方は、断熱塗料をおすすめします。
断熱塗料は、シリコン・ラジカル塗料よりも、価格が高くなりますが、耐久年数はトップクラスです。
条件が合えば、今抱えているお悩み・問題を軽減してくれる高性能な塗料です。
お見積もり現地調査は無料です
もし、外壁塗料の選び方や価格・相場など、佐藤塗装店にお気軽にご相談ください。施工実績などもお見せしながら、ぴったりの塗料、 外壁塗装についてお話しさせていただきます。
無料のご相談・見積もりは無料です。一切費用は掛かりませんのでご安心ください。お申し込みは、ホームページまたは、お電話でも受け付けております。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
秋の外壁&屋根塗装祭にて大当り30万円の当選がありました!
- 投稿日:2022年 11月30日
- テーマ:
佐藤塗装店 ガイソー宮崎店です。
秋の外壁&屋根塗装祭に多くのお客様より、お問合せ・ご来店いただき誠にありがとうございました。
来店特典やお見積特典など、多くのお客様喜んでいただく事ができました!ありがとうございます。
今回のガラポン抽選会は、なんと大当りの1等30万円引きの当選がありました!!!!
おめでとうございます!!!
大当りを引いていただいたお客様の施工も精一杯努めさせていただきます!
今後も、地域のお客様に喜んでいただけるイベントなどを開催したいと考えておりますので、今後もよろしくお願いいたします。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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無機塗料が外壁塗装で選ばれる理由とは? 価格・相場・種類&おすすめメーカー紹介
- 投稿日:2022年 11月 9日
- テーマ:塗装お役立ちコラム
無機塗料は、外壁塗装の種類の中でもフッ素の耐久性を上回る優れた塗料です。
耐久年数はもちろん、仕上がりの良さにも定評があります。
こちらの記事では
「無機ってよくチラシで見るけど他とどうちがうの?」
「外壁塗装の中でも値段が高いけど何がいいの?」といった疑問点や
特性、メリットとデメリットなどをお伝えし、フッ素塗料との比較もしています。
大手メーカーの日本ペイント・関西ペイント・エスケー化研のおすすめ商品を紹介しますので、ぜひ、最後までご覧ください。
目次
無機塗料とは?
外壁に使われる塗料の中でも、一番耐久性があります。 さらに、鉱物が含まれるため燃えにくく、藻や苔・カビなどが繁殖しにくい特長があります。美しい外観を長期間保つことができる、性質を持っている塗料と言えます。 無機と有機の違いとは?無機という言葉に対になる有機塗料は、シリコン・フッ素・ウレタンなどの外壁塗料になります。 一般的に塗料の主成分となる樹脂は、塗料の耐久性・機能性などの商品グレードや、弾力性や伸縮性などの差を付けています。 有機塗料の樹脂は、石油など炭素をふくむ有機物で作られています。 そのため長期間、太陽の光に含まれる紫外線を浴び続けると、樹脂に含まれる有機物が分解され、劣化の原因になるチョーキング現象が発生してしまいます。 ハイブリッド塗料と呼ばれることも実は、無機物だけの塗料というのは、密着性・粘着性を持たせることができない難点があります。 ですので外壁塗装で使用されるのは、無機ハイブリッド塗料として有機物が配合されています。 |
無機塗料のメリット・デメリット
無機塗料のメリットとデメリットについてご紹介します。 無機塗料 メリット耐久性が高く長持ち!無機塗料は今回紹介した外壁塗料と比べると、耐久年数は最高の数値になり目安で15年から25年です。 色が変わりにくい通常外壁塗装された塗料は、太陽光に含まれる紫外線によって劣化し、色あせて白くなっていきます。 そういった点で有機物が少ない無機は、紫外線の耐久力が強く、色が変わりにくい優秀な塗料なのです。 塗装後に長い間美しい艶のある外観を維持してくれることも、他の塗料と比べると大きなメリットとしてあげらます。 カビ・苔から守ります無機塗料にはカビや苔のエサになる有機物が少ないため、湿気の溜まりやすい場所や、日当たりが悪い場所でもカビや苔が発生しにくくなります。 外壁にカビや苔が発生して悩んでいるという方は、無機塗料をご検討いただくと良いでしょう。 外壁をセルフクリーニングしてくれます無機塗料には、親水性の機能があります。親水性とは水を馴染ませる性質です。 また、無機塗料は、静電気の発生を防いでくれるため、ホコリや排気ガスなどの粉塵の吸着を軽減してくれます。 ガラス・鉱石(セラミックやケイ素)などの無機物を主成分としているので、有機塗料に比べると若干燃えにくくなるというメリットもあります。 燃えにくい、不燃性があります塗料に含まれる無機材は、鉱物ということもあり燃えにくい性質があります。 無機塗料 デメリット価格・費用が高い耐久年数が高い分、費用が高くなってしまいます。 無機塗料 価格:目安 3,500〜5,500円/㎡となっています。 ヒビが入りやすくなる無機塗料でできた塗膜は、有機塗料に比べて硬くヒビ割れを起こしやすくなります。 ガラス・鉱石(セラミックやケイ素)といった無機物が主な成分のため、非常に硬い塗膜となってしまうことが原因になります。 また、外壁自体にヒビが入ってしまうと、塗膜にも亀裂が入ってしまう可能性が高まってしまいます。 もし、現在、振動が伝わりやすい住まいだったり、地震などで亀裂が入りやすくなっている外壁への塗装はおすすめできません。 ツヤが消せない無機塗料のメリットでもある光沢感なのですが、マットな外壁をご希望される方にはデメリットになります。 つや感を落とすために、添加剤を配合して塗装は可能です。 重ね塗りには不向き無機塗装の特徴で、補修や2回目以降の塗料の密着を妨げてしまうことがあります。 そのため次に塗装する際は、業者に無機塗料で行った旨をご説明いただく必要があります。 木部には塗れないこともある無機塗料は木材を塗装すると、ヒビ割れが生じる可能性が非常に高いです。 木材の動きに硬い塗膜が耐えることができず、亀裂が入ってしまうことがあります。 また、塗膜が上手く密着してくれないと、早期の剥がれや膨れの原因となります。 配合率に決まりがない無機塗料というのは、配合率に決まりがありません。 有機物の割合で樹脂がどれだけ含まれるか変わってきます。数年後に塗膜が劣化してしまいますが、その割合で決まってくると覚えておきましょう。 |
このような方に、無機塗料をおすすめします!
無機塗料は耐久年数が長く美しい仕上がり、長期的に考えてコストを抑えたい方にはおすすめです。 トータル費用を大幅に削減したい方2回・3回塗替えを行うことを考えると、トータル費用を大幅に削減できます。 キレイを長く保ちたい方無機塗料は親水性があるため雨水などでセルフクリーニングしてくれるので、ご自宅の美観を長期間維持してくれます。 コケ・藻・カビが気になる方ご近所の外壁をチェックして、コケや藻が生えているようでしたら、対策として無機塗料をおすすめいたします。 ご希望やお悩みに当てはまりましたか?無機塗料は、塗料の中でも最も値段高いグレードになり、費用は高くなりますが、塗装のタイミング・現在の環境・長期メンテナンスにおいて重視される方にはメリットを最大に活かせる塗料です。 無機塗料に関して些細な疑問がございましたら、ぜひ佐藤塗装店にお気軽にご相談ください。 |
フッ素塗料、断熱塗料と無機を比較
価格と耐用年数の他にもフッ素塗料について紹介いたします。さらに、耐久年数が長い断熱塗料と比較検討していきましょう。 フッ素塗料とは?フッ素塗料は、東京スカイツリーに使用されるほどの耐久性の高い塗料。 高層ビルなどで使用されてきましたが、最近は戸建住宅の外壁塗装でも使用されるようになり、外壁塗装での評判も良く、汚れにくく、防水性も兼ね備えた高機能な塗料になります。 フッ素塗料のメリット比較 種類・施工単価(㎡)・耐用年数フッ素塗料 目安:12年〜20年 目安:3,500〜4,800円/㎡ 無機塗料目安:15年〜25年 目安:3,500〜5,500円/㎡ 光沢感もつや消しも選べるフッ素塗料のもう1つの特徴として光沢感が出せることですが、近年は、つや消し塗料も開発されているので、落ち着いたマット感が出せます。 屋根にも最適屋根は外壁よりも日光を受けやすいため、たくさん紫外線を浴びています。耐候性があり、紫外線に強いフッ素塗料は最適です。 また屋根は、劣化に気付きにくい場所でもあります。目に見えない場所だからこそ、耐久性の高いフッ素を屋根に採用して安心したい、という考え方もあります。 フッ素塗料のデメリット重ね塗りには不向きフッ素の特徴「汚れを寄せつけない」効果があるため、塗りなおしや2回目以降の塗料の密着を妨げてしまうことがあります。 断熱塗料とは?断熱塗料の効果・特徴断熱塗料は夏の外の暑さを外壁や屋根・屋上から侵入を防ぎ、冬は室内の暖かさを外へ逃しません。 断熱塗料のメリット比較 種類・施工単価(㎡)・耐用年数断熱塗料 耐用年数目安:15年〜20年 金額目安:3,500〜4,000円/㎡ 無機塗料 耐用年数目安:15年〜25年 金額目安:3,500〜5,500円/㎡ 室内の温度を快適にしてくれる!断熱塗料には夏だけではく、冬でも室内の温度を外へ逃げるのを防いで快適にしてくれるうれしい機能があります。 節電効果で家計が助かる!夏は断熱効果により外からの熱を防いで、冷暖房の温度設定を無理に下げることもなくなり、電気代が節約できます。 防音効果断熱塗装は、複数のセラミックで隙間なく覆われているため、車や雨などの外からの音と内側からの声や物音など音漏れを防いでくれる効果があります。 結露を防ぐ<結露には温度変化が関係しています。 断熱塗料のデメリット費用が高い断熱塗料は、無機塗料と比べると価格設定は安いですが、同じ熱をカットしてくれる遮熱塗料やシリコン塗料に比べて価格が高くなります。 色選びにご注意ください断熱塗料の色を選ぶ際、明るい色の方が効果があります。 また、仕上がり色はツヤ消しが基本になり、光沢のある質感にはならず表面がザラっとしています。 せっかく断熱塗料を外壁や屋根・屋上に塗装しても、その断熱効果を実感できない場合があります。 また、最近の戸建住宅は、もともと断熱材や断熱効果の高いサッシが使われています。このような理由で断熱塗装をしても、効果を感じられないケースもあります。 |
無機塗料の種類とメーカー選び方
外壁塗装 塗料3大メーカーの無機塗料を紹介今回紹介するメーカーは日本でも有数のトップメーカーです。カラーシミュレーションや色見本で塗装の発色・光沢などを確認する際に、各社比較も行います。まずは信頼できる塗料メーカーとして、押さえていただければと思います。 日本ペイント (通称:ニッペ)日本ペイントは、1881年に創業し日本で初めて塗料製造した老舗塗料メーカーです。130年を超える実績と技術をもつ塗料業界のパイオニアです。 さらに、1962年のシンガポール進出。 アプラウドシェラスターNEO 外壁 水性超耐候性・低汚染性が優れた水性2液型無機塗料です。フッ素塗料を超える超高耐候性と、親水性機能による超低汚染性があります。超高耐候性の塗料の皮膜は、外壁の下地にダメージが伝わりにくくなり、結果として家自体が長持ちするようになります。 エスケー化研エスケー化研は、1955年大阪にて創業。こちらも日本のみならず、世界を代表する大手塗料メーカーです。外壁塗装用の塗料の取り扱いが非常に多く、内装用塗料や屋根塗料など、様々なタイプの塗料が豊富に取り扱われています。建築仕上塗材国内シェアNo.1です。 セラミタイトペイント 外壁 水性一液タイプの無機高分子を結合材として用いた、水性ツヤ消し塗料になります。硬く緻密な構造を示す塗膜で、長期にわたり建物を守ってくれます。 耐汚染性・乾燥性・作業性に優れ、安全で取り扱いやすいので職人さんにも嬉しい塗料です。 関西ペイント(通称:カンペ)関西ペイントは1918年創立。日本ペイントに次ぐ歴史のある老舗塗料メーカーです。 塗料の種類が多く、業務用から家庭用まで、様々な用途に使用できます。 アレスシルクウォール 外壁 水性水性一液型無機系塗料です。強靭で伸びやすい塗膜を形成し、無機成分を含みながらも微弾性系下塗りや、弾性系下塗りなど幅広く対応できるのが特徴です。 ムキフッソムキフッソは、関西ペイントの技術と研究・開発されました。無機結合技術によって、フッ素樹脂が、さらに汚れに強く、耐久性をアップさせました。 環境面でも従来のフッ素塗料に比べて良くなりました。下塗り材により、サイディングボードやモルタル、スレートにも対応可能に。油性の外壁塗料は施工中にシンナーの臭いがします。気になる方は注意が必要ですので、デメリットとして1つの判断材料にしてください。 |
まとめ
外壁塗装においての無機塗料まとめ注目度の高い無機塗料についてお伝えしました。いかがでしたでしょうか? 無機塗料の無機は、ツヤのある美しい外壁にしてくれます。 このような方は無機塗料をおすすめ!●トータル費用を大幅に削減したい方 無機塗料は、費用は高くなりますが、タイミング・環境・長期メンテナンスの点で条件が合えば、 メリットを最大に活かせる塗料です。 外壁塗装の情報収集している方や塗料選びをされている方にとって、今回の記事が参考になれば幸いです。 |